接客　ロープレ　コツ

ロープレを実施するにあたり、実施者はまずお客様の立場で内容を検討する必要があります。
どのような接客を求められているのか、どのようなお客様への対応が必要なのかをまず、分析します。
これは、実際にご自身が現場をよく観察することで、必要な内容は把握できると思います。
さらに、現状の問題点を話し合うことも大切です。
直近にどんなトラブルがあったのか、その対応はどのようなものだったかを把握しておきましょう。
これで、ロープレの内容の準備が整えられると思います。
ロープレを実施する際、必ず正解を準備しておくことが、スムーズに実施できるコツになります。
ただし、事前に職場内でその答えに対して、賛同が得られていることが望ましいです。
職場内で意見が割れてしまうような事案に対して、ロープレを実施すると、せっかく実施しても、不満が出てしまうことになるので、意味がなくなってしまいます。

さて、実施する際には、職場内の雰囲気を大切にすることも1つのコツです。
あまりに緊張感を持ちすぎて、通常の状態と異なる雰囲気で実施しても、実際の接客で役立てることはできません。
逆に、和やかな雰囲気で実施した場合も同じです。
実施する側がある程度の緊張感をコントロールするようにしましょう。
特に、身内同士で接客をするわけですから、照れが出ることも多いです。
可能であれば、上司に同席してもらう等の工夫をしてください。
ロープレを実施する際、同時に何組かグループを使って実施すると、効率的ではありますが、細かい点まで指導が行き届かなくなることもあります。
より、効果的に実施するには、観察者を導入すると良いでしょう。
本人が気付いていない癖や、言い回し等を見つけるのに有効です。
またお客様役の担当には、事前に流れをしっかり把握してもらいましょう。
試験ではなく、あくまでよりよい接客をするためのコツを把握するための練習ですので、時には誘導する必要もあります。
日ごろから、積極的に練習を重ね、よりよい接客ができるよう、工夫をしましょう。